この日のこの場所で撮影したというのがキー・ワードとなるこのシリーズでは、毎回ゲストを招きそのゲストが指定した場所へ共に行き、
時間と場所を共有しながら撮影した。私がこの日この(様々な)場所で何かを(海に転がる石ころや、風に揺れる葉っぱでも何でも)
撮影したという行為自体の持つ確かな証拠や記録が、自分がこの世に生きていてその日そこに存在していたという事の唯一の実証になり、
私が存在するという事それ自体が、葉っぱが風に揺られたという事と同じ必然性を帯びてくる様な気がした。